使用法

ターミナルを開いたり閉じたりするには

新しいターミナルウィンドウを開く:

「ファイル」「ターミナルを開く」 (あるいはターミナルウィンドウを右クリックして「ターミナルを開く」) を選びます。

新しいターミナルは、作業フォルダをその親ターミナルから引き継ぎます。

ターミナルウィンドウを閉じる:

「ファイル」「ウィンドウを閉じる」 を選びます。

これはターミナルと、その中で開かれているサブプロセスすべてを強制終了させます。最後のターミナルを閉じると Terminal アプリケーションが終了します。

ウィンドウに新しいタブターミナルを追加する:

「ファイル」「タブを開く」 (あるいはターミナルウィンドウを右クリックして「タブを開く」) を選びます。

新しいターミナルは前の有効ターミナルから作業フォルダを引き継ぎます。

ターミナルウィンドウを変更するには

メニューバーを隠す:

「表示」「メニューバー」 (あるいはターミナルウィンドウを右クリックして「メニューバー」) を選びます。

隠したメニューバーを表示する:

ターミナルウィンドウを右クリックして、ポップアップメニューから「メニューバー」を選びます。

ツールバーを隠す、または表示する:

「表示」「ツールバー」 を選びます。

ツールバーをカスタマイズする:

最初に、ツールバーが表示されていることを確認して下さい。次に 「編集」「ツールバー...」を選びます。

ウィンドウの枠を隠す、または表示する:

「表示」「ウィンドウ枠」 を選びます。

ターミナルを全画面モードにする

メニューバーから「表示」「全画面表示」 (あるいはターミナルウィンドウを右クリックして「全画面表示」

ターミナルウィンドウの外観を変える:

ターミナルウィンドウの外観や振る舞いを変更するには ターミナルの設定 ダイアログを使用します。ここにあるオプションについての詳しい情報は 「環境設定」 をご覧ください。例えば、背景色やスクロールバーの位置を変えることができます。

ターミナルウィンドウの表示内容を利用するには

前のコマンドや出力をスクロールする:

以下のいずれか一つを実行します:

  • スクロールバーを使います。通常はターミナルウィンドウの右側に表示されています。

  • キー Shift+Page UpShift+Page DownShift+UpShift+DownShift+Home あるいは Shift+End を押します。

  • マウスのスクロールホイールを使用します。

Scroll Lock が押されると Terminal は FreeBSD コンソールを真似るようになります。このスクロールロックが有効になっている間は、シェルからの通常の入出力は休止状態になり、Shift+Page Up および Shift+Page Down あるいはターミナルのスクロールバーを通してコマンドやログ等の履歴をたどることができます。スクロールロックを有効にするには Ctrl+S を、無効にするにはその後で Ctrl+Q を押してください。

ターミナルウィンドウでスクロールして戻せる行数は、ターミナルの設定 ダイアログの 一般 にある スクロールバック の設定によって決まります。

文字列を選択したりコピーしたりする:

以下のどの方法でも文字を選択できます:

  • ある文字を一度に選択する場合は、最初の文字をクリックして、選択したい最後の文字までマウスをドラッグします。

  • ある単語を一度に選択する場合は、最初の単語をダブルクリックして、選択したい最後の単語までマウスをドラッグしてください。

  • ある行を一度に選択する場合は、最初の行をトリプルクリックして、選択したい最後の行までマウスをドラッグしてください。

これらの動作で最初と最後のアイテム間にあるすべての文字列が選択されます。選択されたすべての文字列は、マウスボタンを離した段階で Terminal によってクリップボードにコピーされます。選択テキストを明示的にコピーするのであれば、「編集」「コピー」を選んでください。

ターミナルに文字を貼り付ける:

文字列をクリップボードへコピーしていれば、以下のいずれか一つを実行するとターミナルにその文字列を貼り付けることができます:

  • 選択してコピーしたテキストを貼り付けるだけでしたら、コマンドプロンプトの所で中央クリックしてください。マウスが 3 ボタン式でない場合は、X サーバ文書の、マウスの中央ボタンのエミュレート方法に関する情報を参考にしてください。これは「編集」 メニューの 「選択領域を貼り付け」 と同じ動きをします。

  • 明示的にコピーした文字列を貼り付けるには、「編集」「貼り付け」を選びます。

ターミナルウィンドウにファイル名をドラッグする:

ファイルマネージャやウェブブラウザのようなアプリケーションから、ターミナルにファイル名をドラッグすることができます。すると、パスや URI の完全名が表示されます。

ハイパーリンクにアクセスする:

ターミナルウィンドウに表示されている Uniform Resource Locator (URL) にアクセスするには以下の手順を行います:

  1. 下線が付くところまでその URL 上にマウスポインタを移動します。

  2. 右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。

  3. コンテキストメニューから 「リンクを開く」 を選ぶと、お気に入りのウェブブラウザが起動してその URL にあるファイルを表示します。

メールを作成する:

ターミナルウィンドウに表示されているアドレスへ送信するメールを作成するには、以下の手順を行います:

  1. 下線が付くところまでそのメールアドレス上にマウスポインタを移動します。

  2. 右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。

  3. コンテキストメニューからから 「メールの作成」 を選ぶと、お気に入りのメーラーでメールを編集できます。

ターミナルのタイトルを変えるには

ダイアログ「タイトルを付けてください」

現在ターミナルが表示しているタイトルを変更するには、以下の手順を行います:

  1. 「ターミナル」「タイトルを付ける...」 あるいはターミナルのタブ上でダブルクリックします。

  2. テキストボックスが表示されますので、タイトルの所に新しいタイトルを入力します。Terminal は直ちに変更を適用します。

  3. ダイアログ タイトルを付けてください を閉じるには 「閉じる」ボタンをクリックするか、Return キーを押します。

ターミナルのタイトルをデフォルト値にリセットするには、上記の三つの手順を行った上で、タイトルを空欄のまま入力します。

ターミナルを復元するには

この節ではターミナルで起こる問題に対するいくつかのアドバイスを載せます。

ターミナルの状態をリセットする:

「ターミナル」「リセット」 を選びます。

ターミナルをリセットして画面をクリアする:

「ターミナル」「リセットしてクリア」 を選びます。

ターミナルを元の状態に戻すには、シェルコマンド reset および clear を使うこともできます。

ツールバーをカスタマイズするには

前述のように、Terminal はカスタマイズ可能なツールバーをサポートしています。デフォルトでは表示されませんので、明示的に表示させる必要があります。現在のウィンドウでツールバーを表示するには、メニューバーから 「表示」「ツールバー」 を選択します。ツールバーを常時表示したい場合は、「外観」 を参照してください。

ツールバーが表示されていれば、メニューバーから 「編集」「ツールバー...」 を選ぶか、ツールバー上で右クリックしてコンテキストメニューから 「ツールバーのカスタマイズ...」 を選んでください。ツールバーエディタ が開かれ、現在のターミナルウィンドウのツールバーをカスタマイズできるようになります。

ツールバーのカスタマイズ

アイテムを追加するには ツールバーエディタ ウィンドウからツールバーの任意の場所にそのアイテムをドラッグします。ツールバーからアイテムを削除するにはツールバーのアイテムを ツールバーエディタ にドラッグします。「新しいツールバーを追加」 ボタンをクリックするとツールバーを追加でき、ツールバー上で右クリックし、コンテキストメニューから 「ツールバーを削除」を選択すると削除できます。コンテキストメニューからいろいろなスタイルのツールバーを選ぶことも可能です。

別のエンコーディングに切り換えるには

ターミナルセッション中でのエンコーディングの即時切り換えはまだ Terminal に組み込まれていません。しかしながら UTF-8 モードを実装していますので、別の文字エンコーディングの切り換えに Luit アプリケーション を使うことができます。